PSP-2000で実験してみる〜続・キャッシュ機能編〜
2007-09-22


禺画像]
散財額:19800円(税込み・送料込み)

※12/18追記
FW3.7x系で『空の軌跡FC』をプレーした場合、キャッシュ機能が自動的にキャンセルされていましたが、FW3.80よりキャッシュ機能が有効になるようになりました。


単体版PSP-2000ピアノブラックが届いたので、色々機能追加されているFW3.71にアップデートしてみました。
動画のシーンサーチとかカスタムテーマとか試してみて、まぁそれは良かったのだけど、これを持ち出し用としてゲームをやるつもりなんで、FW3.71で「umdcache.prx」という修正の対象に『空の軌跡FC』が含まれているので、その効果を確認してみる事にしました。

で‥‥試してみたらですね、キャッシュ効かなくなってるみたいなんですけど('A`)

キャッシュの効果は下記でテストした通りMAPの切り替え時に見られるので、同じようにグランセル城でテストしてみたんですけど、MAP切り替えの度にローディングが発生するんですよ。
あれ?こんな頻度にローディング起きてたっけ?と同梱版の本体(FW3.60)で同じ箇所で操作してみたら、やっぱりローディングは発生せず。
ん?これはつまりキャッシュ機能がオフになっているのか?と設定を確認してみると、ちゃんと「UMDキャッシュ」は「入」になっている。
んー?もう一度、FW3.71の本体で操作。やっぱりローディングが発生。参考までに今回は動画を用意してみました。

FW3.60版(H.264MPEG-4/6.64MB)
FW3.71版(H.264MPEG-4/8.75MB)
※ちょっと停止

どちらも、UMDキャッシュ有効の確認→ゲームスタート→ほぼ同じ操作。画像サイズを削るのが面倒だったので、PSP向け設定の動画変換君のエンコードのままの設定でH.264で作ってますが、QuickTimeが入ってれば見れるでしょう。
ニックネームとMACアドレスを消すのが面倒なので、本体情報は見せれなくてすみませんが、FWのバージョンはあってます。
まぁ、ファイルサイズの違いでもわかる通り、同じ操作しかやってないのにFW3.71版の方がデカイ=長い=時間がかかってる、となります。

で、やっぱりこれ、キャッシュが効いてないんですよ。実際にFW3.60版でキャッシュを無効にしてみると、ほぼ同じようなローディング状況になりました。
一瞬「この本体は不良、メモリがぶっ壊れている」と考えたのですが、考えてみると例のFW3.71に含まれている「umdcache.prx」、これの正体がよくわからないじゃないですか。すっかり、個別に最適化されてよりパフォーマンスが向上する、とか思ってましたが、これは寧ろ修正処置の類で特定タイトルについて最適化したりもしくは本体設定に関わらず強制的にキャンセルしているのかも。
そこで、その「umdcache.prx」には含まれてないタイトルという事で、手持ちの『グラディウス・ポータブル』で検証をしてみる事にしました。
『グラディウス・ポータブル』検証ポイントは、メインメニューから単体タイトルを機動するとこでローディングが発生するので、

[1]「メインメニュー」→「グラディウスII」選択→「グラディウスII」メニュー画面で「PRESS START BUTTON」が表示されるまで
[2]「グラディウスII」メニュー画面→「MAIN TITLE」を選択→メインメニュー「PRESS START BUTTON」が表示されるまで


としました。結果は以下の通り

FW3.60キャッシュ無効
[1]11.95秒
[2]8.03秒

FW3.60キャッシュ有効
[1]4.53秒
[2]1.85秒

FW3.71キャッシュ有効
[1]4.76秒
[2]1.85秒

という訳で、『グラディウス・ポータブル』では、FW3.71になってもキャッシュ機能はちゃんと働いている事がわかります。という事は、『空の軌跡FC』が自動的にキャンセルされているのは明らかです。

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[ゲーム]

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